Local Research Challenge (Japanese)

CFA協会リサーチ・チャレンジ(CFA Institute Research Challenge)に参加することの意義

企業アナリストや株式ファンドマネージャーを目指して金融・財務の分野の学習を進めている学生の皆さんにとっては、企業調査という実践の場でこれまで学んできた理論を試すことができ、その理論を新たな経験により補完できる機会となります。また、実際に企業調査等に従事しているプロフェッショナルであるCFA協会メンバーとの交流も、金融業界を志望している方には貴重な財産になり得ると考えております。



CFA協会リサーチ・チャレンジ 概要

CFA Institute Research Challengeでは、大学生で構成されるチームが、実際に企業分析を業務としているアナリストやその分析を基に株式の投資判断を行っている株式ファンドマネージャーの指導のもと企業分析を行い、その調査・分析内容の優劣を競います。CFA協会が主催するCFA Institute Research Challenge は3つの段階で構成されます。まず、国内大会が行われ、優勝チームはアジア太平洋地区大会への出場権を獲得します。このアジア太平洋地区大会で勝ち上がると、世界3​地区の代表により争われる世界大会に進出します。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

CFA Institute Research Challengeのウェブサイトはこちら

リサーチ・チャレンジダイジェストビデオ

(日本語字幕)
https://youtu.be/8QQWiUziL0I
(英語字幕) 
https://youtu.be/7aHmFDkni2w



CFA協会リサーチ・チャレンジ国内大2022-2023

CFA協会リサーチ・チャレンジ国内大会2022-2023

分析対象企業:ダイキン工業株式会社

日程:

8月6日(土)    キックオフミーティング/分析対象企業を発表

9月7日(水)        企業説明会(アナリスト・ミーティング)、質疑応答

9月8,9,12日    分析対象企業フォローアップ・ミーティング

10月20日(木)調査レポート最終提出期限

11月4日(金)  一次審査結果発表

12月3日(土)  最終審査(学生チームによるプレゼンテーションを審査員が審査し優勝チームを決定)及び表彰式

 

参加校  (五十音順)

青山学院大学A、青山学院大学B、大阪大学、九州大学A、九州大学B、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際基督教大学、創価大学、筑波大学大学院、東京大学、東京工業大学、東京都立大学A、東京都立大学B、東京都立大学C、東北大学、名古屋大学、一橋大学A、一橋大学B、立教大学、立命館アジア太平洋大学A、立命館アジア太平洋大学B、立命館アジア太平洋大学C、横浜国立大学、早稲田大学

優勝:東京工業大学チーム、立命館アジア太平洋大学Bチーム

CFA協会リサーチチャレンジ2022国内大会

CFA協会リサーチ・チャレンジ2022 国内ファイナル大会優勝校アジア大会・グローバル大会進出をめざしてもうひと踏ん張り
~東京工業大学チーム・立命館アジア太平洋大学Bチームのチャレンジ~

2022年に入っても新型コロナウィルス感染症の完全収束を見ることはありませんでしたが、CFA協会リサーチ・チャレンジは多くの関係者のご尽力のお蔭で無事開催することができました。新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、引き続き多くのイベントがオンラインあるいはハイブリッドで開催されるなか、国内最終審査会(決勝ラウンド)だけはオンサイト形式で開催することができました。

今大会でも参加大学の拡大に努め、前大会から2チーム増加の過去最高となる26チームに参加頂きました。協会としては3月から準備を始め、86日のキックオフでスポンサーご挨拶、ルール並びに倫理規定説明、グレーダー及びメンターリーダーからのアドバイス、参加チームの紹介に続き、担当メンターの抽選、そして最後に分析対象企業の発表を行いました。今大会の分析対象企業は世界をリードする空調機器メーカーであるダイキン工業株式会社(以下、ダイキン工業)であり、協会としては参加学生が海外での成長戦略やカーボンニュートラルへの挑戦などをどう分析に織り込むのかを楽しみにしていました。

参加学生は直ちに調査を開始し、9月上旬にダイキン工業コーポレートコミュニケーション室長・細見基志様より詳細な企業説明を頂き、中旬には同社コーポレートコミュニケーション室による個別ミーティングを通じて、会社への理解を深めて貰いました。指導教官及び運用業界の専門家であるメンターの指導を仰ぎながら、各チームは10月下旬に本文10ページ・参考資料最大10ページから成る英文投資推奨レポートを提出しました。2週間に亘るグレーダーによる厳正なる審査の結果、上位8チームが決勝ラウンドへ進む権利を得ました。

123日に行われた決勝大会では、各チームは事前に用意してきたプレゼン資料に沿って10分間の英語でのプレゼンテーション及び運用業界の専門家5名から成る審査員による10分間の質疑応答を行いました。全審査員による評価に、先に提出済みのレポートの得点を合計した総合得点により、東京工業大学チーム(指導教官:永田京子准教授、メンター:アセットマネジメントOne松澤幹樹氏)、立命館アジア太平洋大学Bチーム(指導教官:Lee Guenhee教授、メンター:アムンディ・ジャパン浦昌平氏)の2チームが優勝の運びとなりました。8チームによる決勝大会は激戦でしたが、晴れて優勝した東京工業大学チーム及び立命館アジア太平洋大学Bチームは高い分析力及びプレゼンテーション能力が評価された形となりました。ダイキン工業の競争環境の先行きを見据えたうえでの成長見通し、企業文化を含めた競争力及び収益力などをベースとした財務分析、業績予想並びにバリュエーションなどが高い評価を得ました。また、ダイキン工業の経営理念に合致するパッションとチームワークに加えてユニークな分析手法が評価され、名古屋大学チーム(指導教官:清水克俊教授、メンター:BNYメロン・インベストメント・マネジメント倉田雄介氏)にダイキン工業賞が授与されました。

見事日本大会を勝ち抜いた東京工業大学チーム及び立命館アジア太平洋大学Bチームはさらに磨きをかけて来年3月に行われる東アジア小地区大会に挑みます。勝ち上がれば、アジア大会、さらにはグローバル大会へと駒を進めることになります。両チームの健闘に大いに期待しています。

今回で本大会も15回目を数えますが、参加チームの分析のレベルは年々着実に向上しています。参加学生は学業や就職活動等の合間を縫って数か月を本大会に費やしていますが、「非常にいい経験ができた」、「やった甲斐があった」、というポジティブなフィードバックを多く頂いています。ここまでの企業分析や英語でのプレゼンテーションの経験はなかなか得られるものではなく、また業界の専門家であるメンターとの交流も貴重なものであるようです。この大会をきっかけに資産運用業界に就職することを決めた学生や分析対象企業に関心を持つようになった学生も大勢います。また、レポートの書き方を学び、卒業論文で表彰された学生もいると聞きます。チームワークの大切さやリーダーシップを学んだとの声も多くあり、この大会を継続していくことの重要性を毎年再認識しています。

本大会はプラチナスポンサーとしてSMBC日興証券、ファクトセット・パシフィック、ゴールドスポンサーとしてインベスコ・アセット・マネジメント(ジャパン)、東京海上アセットマネジメント、野村アセットマネジメント各社の支援を受けています。また、運営、グレーダー、メンターと80余名に及ぶボランティアのサポートがあって成り立っています。ここに改めて全ての大会関係者に御礼申し上げます。日本CFA協会では、これからの日本社会を背負って立つ有為な学生諸子の実践的な学習の場として有意義な本大会をより広くプロモートして行くことを検討しています。次回大会以降も、参加大学チーム数をさらに拡大することも視野に入れており、その場合にはお手伝い頂くボランティアスタッフの拡充も必要となります。本大会ボランティアにご関心頂ける方にはまた説明会等も開催させて頂きますので、奮ってご参加頂ければと思います。

ユニバーシティ・コミッティ

チェア 有江慎一郎

CFA協会リサーチチャレンジ2022国内大会始動

~ 第15回国内大会キックオフミーティング開催、過去最高の29チームの参加 ~

 

 CFA協会リサーチチャレンジ2022-2023シーズンのキックオフミーティングが去る2022年8月6日(土)にオンライン形式で開催されました。CFA協会リサーチチャレンジは全世界の大学生・大学院生(1,100校、6,400名を超える学生)が参加する教育・ネットワーキングイベントです。3~5名で構成された大学生・大学院生チームの皆さんが株式アナリストとしてCFA協会が指定する分析対象企業を分析し、その優劣を競うイベントです。今年の分析対象企業にはダイキン工業株式会社様にご協力いただけることになりました。ダイキン工業株式会社様のご協力の下、9月7日(水)には学生チーム向けにIRミーティング(オンライン形式)も開催される予定です。

 国内大会では学生チームは大学教職員及びボランティアによって構成されるメンター(各チームに1名)から指導を受けながら分析を進め、1次審査として企業を調査分析した英文レポートを提出します(今年は10月20日(木)提出締め切り)。株式分析に詳しいボランティアで構成されたグレーダー(40名弱のご協力をいただいております)の審査によって国内ファイナルに進む8チームが選出されることになります。

 国内ファイナルは12月3日(土)に開催を予定しています。分析内容のプレゼンテーションとジャッジ(例年3~4名で構成)によるQ&Aセッションを含め、各チームの分析力を総合的に判断し、国内優勝チーム(2チーム)が決まります。その後、優勝チームは勝ち進むと東アジア小地区大会、アジア太平洋地区大会、世界大会へと順次駒を進め、各国、各小地区、各地域の代表と戦うことになります。この大会は多くの方々によって支えられています。まず、分析対象企業を引き受けてくださったダイキン工業株式会社様。大会のプラチナスポンサーとしてSMBC日興証券様、ファクトセット・パシフィック様にご協賛いただいております。そして、ゴールドスポンサーとしてインベスコ・アセット・マネジメント株式会社様、東京海上アセットマネジメント株式会社様、野村アセットマネジメント株式会社様にご協賛いただいております。さらに、学生チームを指導するメンター、レポートを評価するグレーダー、大会を運営する運営委員会、国内ファイナルで最終審査をしてくださるジャッジの皆様を加えて総勢80名を超えるボランティアの方々に支えられております。この場を借りて感謝申し上げます。

 また、今年で15回目を迎えるリサーチチャレンジ国内大会キックオフミーティングですが、昨年・一昨年に引き続きオンライン形式での開催となりました。大会運営を含めて慣れないことも多く、ボランティアの皆様も戸惑うことも多いかと存じます。しかしながら、皆様の柔軟性と様々なアイデアをご提案いただくことで例年以上にボランティアの皆様からのサポートをいただき、非常に心強く感じております。重ね重ね御礼申し上げます。引き続き皆様のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

ユニバーシティ・コミッティ理事 
王子田 賢史

 

Sponsors

Important Dates

Competition Dates

All Semifinals :6-7 April 2023

All Regional Finals :13-14 April 2023 

Global Final: 3 May 2023 in Washington, D.C.


過去のCFA協会リサーチ・チャレンジ

2021年大会

分析対象企業:株式会社ポーラ・オルビス ホールディングス

 参加校  (五十音順、*は一次審査通過大学)

青山学院大学A、青山学院大学B、青山学院大学C、京都大学A、*京都大学B、慶應義塾大学、*神戸大学、国際基督教大学、創価大学、筑波大学大学院、東京大学A、*東京大学B、東京工業大学、東京都立大学A、東京都立大学B、*名古屋大学、*一橋大学A、*一橋大学B、横浜国立大学A、横浜国立大学B、*立教大学、立命館アジア太平洋大学A、*立命館アジア太平洋大学B、早稲田大学

優勝:神戸大学チーム、立命館アジア太平洋大学Bチーム

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2020年大会

分析対象企業:株式会社ディスコ

参加校  (五十音順、*は一次審査通過大学)

九州大学、京都大学A、*京都大学B、慶應義塾大学、上智大学A、上智大学B、創価大学A、創価大学B、筑波大学大学院、東京都立大学A、東京都立大学B、*一橋大学A、*一橋大学B、*横浜国立大学A、*横浜国立大学B、立命館アジア太平洋大学A、*立命館アジア太平洋大学B、早稲田大学A、早稲田大学B​    

優勝:一橋大学B 

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2019年大会

分析対象企業:株式会社ニチレイ

参加校  (五十音順、*は一次審査通過大学)

青山学院大学、 京都大学A、*京都大学B、慶應義塾大学A、慶應義塾大学B、首都大学東京、創価大学A、創価大学B、*筑波大学大学院A、*筑波大学大学院B、東京工業大学、東北大学大学院、*一橋大学A、*一橋大学B、横浜国立大学、立命館アジア太平洋大学A、*立命館アジア太平洋大学B、早稲田大学大学院​    

優勝:一橋大学A

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2018年大会

分析対象企業:TOTO株式会社

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)

​*青山学院大学、大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、首都大学東京A、​*首都大学東京B、​*創価大学A、創価大学B、中央大学、東京工業大学、​*一橋大学A、一橋大学B、横浜国立大学、立命館大学、​*立命館アジア太平洋大学A、立命館アジア太平洋大学B、早稲田大学A、​*早稲田大学大学院B 

優勝:立命館アジア太平洋大学A 


 

2017年大会

分析対象企業:ヤマハ株式会社

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)
青山学院大学A、​*青山学院大学大学院B、​*慶応義塾大学、首都大学東京、創価大学、中央大学、*筑波大学大学院、東京大学、​​​​​東京工業大学A、東京工業大学大学院B、同志社大学大学院、名古屋大学、*一橋大学A、 *一橋大学​​​​B、立命館アジア太平洋大学A、立命館アジア太平洋大学B、早稲田大学A、早稲田大学大学院B​​​​​

優勝:筑波大学大学院

 

2016年大会

分析対象企業:テンプホールディングス株式会社

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)
青山学院大学A、青山学院大学大学院B、​*京都大学、慶応義塾大学、首都大学東京A、首都大学東京B, *創価大学、中央大学、*筑波大学大学院、東京大学、​​​​​東京工業大学A、東京工業大学B、*一橋大学A、一橋大学​​​​B、横浜国立大学、立命館アジア太平洋大学A、立命館アジア太平洋大学B​​​​​

優勝: 京都大学

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2015年大会

分析対象企業:楽天株式会社

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)

青山学院大学、*京都大学、慶応義塾大学、*首都大学東京A、首都大学東京B, 創価大学、*中央大学、筑波大学大学院、東京工業大学、名古屋市立大学、*一橋大学A、一橋大学大学院B、立命館アジア太平洋大学

優勝: 京都大学 Public Releaseはこちら

2014年大会

分析対象企業:ガリバーインターナショナル

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)
青山学院大学チームA、青山学院大学大学院チームB、慶応義塾大学、*首都大学東京、上智大学、中央大学、*筑波大学大学院、*東京大学、東京工業大学、名古屋市立大学、一橋大学チームA、一橋大学大学院チームB, *横浜国立大学、立命館アジア太平洋大学

優勝:筑波大学大学院チーム

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2013年大会

分析対象企業:サンリオ

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)
青山学院大学、大阪市立大学、慶応義塾大学、首都大学東京、上智大学、中央大学、*筑波大学、*東京工業大学、同志社大学、名古屋市立大学、*一橋大学、*横浜国立大学、立命館アジア太平洋大学

優勝:東京工業大学チーム  Press Releaseはこちら

www.titech.ac.jp/news/2013/024599.html

2012年大会

分析対象企業:パーク24

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)
青山学院大学、*大阪大学、大阪市立大学、慶応義塾大学、首都大学東京、上智大学、同志社大学、*中央大学、*筑波大学、東京工業大学、*一橋大学、早稲田大学

優勝:大阪大学     Press Releaseはこちら

http://www.econ.osaka-u.ac.jp/news/No_13_release_CFAJIRC_Dec102012final-2.pdf

2011年大会

分析対象企業:フェローテック

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)
*青山学院大学、大阪市立大学、慶応義塾大学、埼玉大学、首都大学東京、上智大学、*筑波大学、中央大学、*東京工業大学、一橋大学、、*早稲田大学

優勝:青山学院大学     Press Releaseはこちら

http://www.aoyama.ac.jp/news/2011/667.html

2010年大会

分析対象企業:クックパッド

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)
*青山学院大学、慶応義塾大学、*筑波大学、埼玉大学、首都大学東京、中央大学、*東京工業大学、一橋大学、立教大学、*早稲田大学

優勝:筑波大学     Press Releaseはこちら

http://www.mbaib.gsbs.tsukuba.ac.jp/jp/wp-content/uploads/2011/12/IRC2011.pdf

2009年大会

分析対象企業:ぐるなび

参加校(五十音順、*は一次審査通過大学)
*青山学院大学、慶応義塾大学、埼玉大学、首都大学東京、上智大学、中央大学、*東京工業大学、*一橋大学、立教大学、*早稲田大学

優勝:早稲田大学     Press Releaseはこちら

www.waseda.jp/w-com/news/2010/hirota_irc/CFA_news2009.pdf

2008年大会

分析対象企業:花王       

参加校:慶応義塾大学、上智大学、中央大学、一橋大学、立教大学、早稲田大学   

優勝:早稲田大学     Press Releaseはこちら

www.waseda.jp/w-com/news/2010/hirota_irc/CFA_news2008.pdf​​​