20代でも信頼性を得るためのCFA資格
CFA資格を取得したのは、アナリスト職で2年目を迎えた2017年のことです。当時は、企業の経営陣と面談し、財務・リスク分析を行った上で投資判断を行うことが主な業務でした。20代では顧客からの信頼性を得ることが課題としてある中、キャリアの第一歩となる実績としてCFA資格取得を試みました。当時証券会社に在籍していたのですが、社内において自らのモチベーションを表すための取り組みでもありました。
CFAプログラムで得られた知見をキャリアデペロップメントの武器に
CFAチャーターホルダー(保有者)と名刺に記載されると、相手の見る目が変わり、また会話の糸口になることを目の当たりにし、CFAチャーターホルダーが金融業界における一つの実績であることはもちろん、実務においても大いに役立つ資格であり、様々な業務で流用できるファイナンス知識を身につけられると感じています。加えて、CFA協会を通して広がったネットワークは多くのチャーターホルダーにとって転職やキャリアデベロップメントにおいてとても有意義だという長期的な効果もあると思います。
自分に与えられたものをコミュニティに送り返す「ギブアンドテイク精神」
日本CFA協会が行っている活動の中で、ボランティアとしてすぐ参加できるのはスタディグループやリサーチチャレンジがあります。CFA資格によって「これから30年間この業界に携わりたい」と思うきっかけを与えられ、コミュニティへの貢献の気持ちが湧き、CFA資格取得者として、そして社会人として得られた知見を共有できるよう、スタディグループへ積極的に参加を始めました。
また、CFA協会が継続的に実施している、学生チームが分析対象企業の分析を徹底的に行い、その投資判断を作成するグローバルコンペティションであるリサーチチャンレジにおいても、運営スタッフとして1年参加した後、グレーダー(採点者)としての活動を進めました。その経験が今に至っても実務において役立っており、グレーディングまたはサポート方針の改革に取り組み、日本チームの成果を高めるために活動の幅をさらに広げていきます。
人材としての競争力を高められるCFA資格
金融業界に少しでも興味がある人には日本CFA協会のイベントへの参加を勧めています。金融業界への入り口となり、また、その業界でキャリアを積みたい人はCFAを取得すると書類選考で有利になるのはもちろん、キャリア全般で人材としての競争力が高められる資格となるでしょう。
● リサーチチャレンジとは
大学生・大学院生の株式評価のコンテストで日本予選、APAC予選、世界大会と続く。
すべて英語で行われ、2018 年国内予選には有力大学から19チームが参加、立命館アジア太平洋大学チームが優勝。多くのボランティアが 関わる大型イベント。