日本での留学をきっかけに金融業界に入る
出身はイタリアで、イギリスのマンチェスター大学で企業経営学を専攻、3年時に日本の大学に留学しました。英語の書籍を調べていたら、CFAプログラムの本が目に留まり、何気なく手に取ることにしました。以前から金融に興味を持っていたこともあり、本の分厚さと冊数に気後れすることなくCFA資格取得に挑みました。
CFA資格が与えてくれた金融の「共通言語」
CFA資格取得は4年近くかかった長い道のりでした。CFAは自分をファイナンスのプロフェッショナルとしての立場を築いてくれただけでなく、一個人としての修行にもなり現在のあるべき自分に導いてもらうことができました。カリキュラムの中では金融業界のあらゆる領域が網羅され、プロの仕事を遂行するための予備知識を身につけ、ファイナンスにおける共通言語を覚えることができました。そして、イギリスでCFA資格を取得した後、再び日本に戻り現職に就くことができました。
次世代の育成を求めて
レベル1の受験者に向けたセミナーで初めてボランティアとして活動しました。自分の学生時代を懐かしむ機会にもなりましたが、何と言ってもCFA資格を取得しようとしている受験生を手伝い、貢献したい気持ちで参加しました。そのセミナーで見られた学生の頑張りが今後さらに活動するためのモチベーションとなり、今後も積極的にレベル1・レベル2の受験生に向けたセミナーへ参加して自分の経験を共有することに取り組みたいと思いました。いずれは講師の立場として自身のビジョンを伝えたいという希望も湧きました。
異国でローカルなコミュニティに参加
CFA資格のチャーターホルダーになったことは、コアファイナンスではない現職においても日々の業務に役立ちます。また、ボランティア活動を社内へと持ち込み、少しでもCFAプログラムを普及できるように努めてまいります。この活動を通じて、日本CFA協会に参加するようになり、培ってきた共通言語を活かし、ローカルな繋がりを作ることができ、一つのコミュニティに仲間入りすることができました。
旅の彼方へ
CFA資格は長旅と言っても過言ではありません。しかし、多くの出会いと知識に恵まれ、キャリアのデベロップメントだけでなく、人としても多くの知見を得ることができます。挑戦する方々にとって必ず素敵な旅(体験)になることでしょう。
● 受験者対策セミナーとは
受験者を各科目のセミナー開催するなど受験者をサポート。
キックオフでは合格体験談などをボランティアに語って頂くなど、受験者をアドバイス。